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日本人向け武漢の生活事情概要

インデックス


武漢(漢口、漢陽、武昌)の地域別概況 (詳細は商工クラブホームページを参照)

地区 地域特性 国家級
開発区

4-5星級
ホテル

日本食
料理店
大型病院

外資
スーパー

政府関連組織 主要産業 専門 非専 総合 小児
漢口 武漢市政府

商業・金融
(旧租界地)

東西湖
開発区
12 14 8 2 2 4
漢陽 製造業【自動車】
シトロエン、本田、プジョー、日産 等
経済技術
開発区
1 2 ? ? ? 1
武昌 湖北省政府
大学&研究所

重工業【鉄鋼、造船】 武漢鋼鉄
ハイテク【通信、情報、電子部品】

東湖新技術
開発区
7 7 2 2 2 3

地区 商工クラブ会員企業(08年05月現在74社、うち1社は近郊都市)
製造業 非製造業 合計
車関連 その他 物流 情報 商業 その他
漢口 6 2 4 1 13 5 31
漢陽 11 2 9 1 0 0 23
武昌 4 5 0 8 2 0 19


当クラブ95年設立以降の会員企業数と日本人数の推移グラフ
・・・棒グラフ

上部: 短期出張者、
下部: 常駐者
(駐在員及びその家族、長期出張者、留学生、日本語講師等)
駐在員を含む日本人数の推移 TOP
  • 商工クラブ(95年設立)が把握するデータでは、03年までは日系進出企業数は、20数社程度で、98年をピークに21社まで落ち込んでいた。 当時、把握できた日本人数は、80~130名であるが、多くは留学生であり、駐在員数は20~30名程度であった。
  • 03年本田技研など自動車関連企業や物流企業の進出が相次ぎ、06年には日産が湖北省十堰市からヘッドオフィスを武漢に移したこともあり、現在では74社(長期出張者を踏含め400人前後)に及んでいる。 
    ・・・4ページ参照
  • 一方、政府部門が把握している日系企業は、現在130社程度という報告もあるが、残り50社程度の多くは、日本人が駐在していない企業や沿海都市を本社に置いた武漢の連絡事務所等と思われる。
  • 03年までは1社あたりの駐在員数が1~2名程度であり、年齢層も60歳前後であったが、数百人~数千人規模の従業員工場の進出で、10名前後~30名前後の駐在員を派遣する企業が増え、30~40代の年齢層の駐在員が増加した。
  • これに伴い、(かつて皆無であったが)家族帯同で赴任する駐在員も増えてはいるが、生活環境は沿海大都市と比べ、まだ生活環境が厳しく日本人学校もなく、教育環境の充実が待たれる。
  • 今後、更に駐在員が増加する要因としては、沿海部に比べてまだ安価な労働力と輸送網の整備を背景に、大手自動車メーカーの生産量拡大、ハイテク関係の進出が可能性としてある。
住居環境 ・・・日本人駐在員や家族が住んでいる環境 TOP
  • 03年以前、全ての日本人が4星以上のホテル内設備のアパートメントに住居をかまえていたが、近年、外国人が居住環境に耐えられる高級マンションが増加した。現在、駐在員は、ホテルとマンションの居住比率は半々程度と思われる。 いわゆるホテル式マンションは、いくつか開業しているようであるが、施設数は少なく、利用者は稀である。 
  • 家賃としては、ホテルの場合(2室)は、月額1.5万元~3万元(23万円~45万円)、マンションの場合(3LDK~4LDK家具&家電付き、120~130㎡)は、1.0万元~1.5万元(15万円~23万円)が相場である。 
  • マンションに住む場合、日本のマンションと比べて、建築材(断熱材が無い)や構造上の違いから、室内が室外気温の影響を受けやすく、特に冬場は、室内気温が上がらない。
  • 05年以前、電力不足は一般家庭まで影響し、夏場や冬場(灯油ストーブは無い)は、突然の停電や計画停電が頻繁にあったが、現在、若干の工業団地に極めて稀にあるものの、既に解消されたようである。
  • また、日本のマンションのように、標準内装工事が終わり建設完了後に一斉に入居するのではなく、内装工事は購入所有者が、任意の時期に自ら工事業者へ発注して工事が行なわれる。 その為、昼間は工事騒音が絶え間なく聞こえることがあり、物件選択には、この点を注意する。
  • 部外者がマンション敷地内に無許可で入ることのできない警備体制や監視カメラによる24時間警備などの充実した設備のある物件を選ぶ必要がある。
気候環境 TOP
  • 気候的には、日本のような四季がほとんど無く、夏・冬の期間が長く、春・秋の期間が短い。
    春:3月末~5月初旬
    夏:5月中旬~10月初旬(5月から30度を超え、7月~8月は40度近くなり湿度が高い)
       6月頃は日本の梅雨に相当する雨の多い日が続く。
    秋:10月末~11月中旬(寒暖の変化が激しく変わる)   
       この時期の寒暖の変化で、慣れない日本人は、風邪をひくケースが多くなる。
    冬:11月末~3月中旬(気温が零下になる日は少ないが、体感温度が極めて下がる)
       冬場、1度か2度雪が降るが、積雪は数cm程度である。
  • 一年を通して快晴の日は少なく、薄いガスに覆われている日が多い。
  • 武漢においても環境汚染が深刻であり、砂埃や粉塵が大気を被い、喘息の再発や気管支を痛める駐在員も出てきている。 都市部の汚水・下水処理率は、まだ低いようで河川及び湖の汚染が深刻である。
治安状態、その他 TOP
  • 武漢市の公式人口は858万人(05年)であるが、農村部からの流動人口も含めると1200万人とも言われており、所得格差を背景に、治安の悪化が懸念される。 
  • 日本では事件となりニュースとして報道されるレベルの出来事でも、当地では、日常茶飯事のこととして、報道に取り上げられないことがある。
  • 市内車両の急増とともに、交通事故も増えて、接触事故程度が、暴力事件に発展する事も多く、こういった事故に巻き込まれないような注意が必要である。
  • 中国では売買春が法的に禁止されているものの、市内の至る所に、性的サービスを提供する一部非合法な店舗(浴場、按摩店、カラオケ店、理髪店、喫茶店、ディスコ店、バー等)が散在している。 法外な料金の強要と、それによる暴力事件、また警察機関の調査介入などで日本人が巻き込まれる可能性が常にある。これら場所で麻薬等を提供する店舗も増えており、うっかりとそのような場所に入ってしまわない様に、現地に詳しい者から情報収集を行なっておく。
  • 中式・日式に問わず、酒類を提供するパブ、スナック、カラオケ(ナイトクラブに近い存在)において、高価なウィスキーやブランデー等の提供に際し、工業品アルコールを混入した偽物品を出す店も多くある。 これを飲用した日本人が緊急入院したケースがあり注意を要する。 関連することとして、食品関連は、衛生安全上、極力大手スーパーマーケットで購入するほうが良い。
  • 一般的には、日本人に対する潜在的な嫌悪感があり、会社においても、私的人間関係においても、日本人同士の関係では些細であると思われる出来事が、新聞記事や外交問題に発展する可能性が有り得ることに注意する。
  • 日中間の歴史的事件の記念日にあたる時期に、企業や団体で行なう比較的規模の大きなイベントを実施しないように配慮する。
交通事情 TOP
  • 都市中心部の道路事情が、昔(車両が少なかった時代、わずか5,6年前)と比べて、ほとんど変わらないにも関わらず、近年、市内の自家用車両の急増で、通勤時間帯のみならず、至る所で交通渋滞が多い。
  • 加えて自動車専用の高架道路工事、トンネル工事、地下鉄工事等によっても渋滞を悪化させている。 市内中心部では、漢口と武昌を結ぶルートは、2つの橋しかなく、これも交通渋滞を蔓延させている。
  • 一般公共交通機関は、バスとタクシーのみであり、バスは一律料金で運行しているが、特に通勤時間帯は、車両内混雑が激しく、駐在員が利用することは、ほとんど無い。 盗難や犯罪に巻き込まれるケースがあり、こういった時間帯は回避したほうがよい。
  • 一部の企業を除いて多くの駐在員は、住居と会社間は、社用車を利用している。また、社用車が無い場合は、タクシーを利用している。
  • 交通規則の遵守やマナーについては、車両及び歩行者も含めて極めて悪く(信号無視、危険な割込み、車線無視、無灯火、反対車線走行、違法駐車等が横行)、駐在員が自ら運転するケースは、ほとんど無い。 また習慣的に車両優先であり、歩行者が優先され保護されない。従って、駐在員も青信号状態で横断歩道を渡る場合は、極めて注意が必要である。
  • 空港から公共機関で市内へ移動する場合、タクシーが一般的であるが、料金メーターを作動せずに交渉で料金を決めるケースが多い。 その場合、この土地の事情に疎い利用者は、法外な料金から交渉を始めるので、日本人は、(そのような習慣が無いので)注意を要する。 バスを利用して市内中心部でタクシーに乗りあえるか、社用車の利用が一番安全である。
  • タクシーは、運転手2交代制で、早朝から深夜まで営業しており、午後5時から7時までが、規則としては、交代時間となっている。 その時間帯を利用する場合、(特に運転手の帰宅方面と異なれば)乗車拒否されるので、利用時には注意する。
  • 市内中心部で、漢口と武昌を結ぶ幹線道路の2つのうち一つ(西側の長江第一大橋)は、午前7時から午後8時までは、一般車両とタクシーに限り、車両番号末尾数字の交通規制を行なっている。 即ち、奇数日の日は、末尾数字が奇数の車両だけが通行でき、その日の時間帯は、偶数末尾数字の車両は通行できない。 もう一つの幹線道路である東側の長江第二大橋は、同様の規制は無い。
  • 現在、中心部外側に建設中の環状線があり、一部は既に開通し、武昌側から漢口北側の空港に行くルートが整備され、渋滞の心配は無くなった。 早期全線開通が待たれる。
    統計データ(武漢市交通委員会)
  • 06年末、市内保有車両台数70.3万台(うち自家用車19.2万台、00年の7倍)で、道路総延長は00年当時とほぼ同じ。
  • 2020年予想は、市内保有車両台数190万-250万台となる。
  • 06年交通事故情報(公表情報):2808件、死亡413人、負傷者3021人。
日本食の食料及び食品事情 TOP
  • 03年以降、日本人駐在員の増加に伴い、日本料理専門店及び日本料理を出す一般レストランが増加しており、市内で合わせて30店舗以上存在する。料金は日本並みであり、ホテル内の高級店では、それ以上の価格となっている。 
  • 外資系スーパーマーケット(カルフール、メトロ、ウォールマート等、計8店舗)では、日本料理向け調味料やレトルト食品を輸入販売しているが、惣菜の販売は無い。 最近では、現地大手スーパーマーケット(中百倉儲、中商平価)でも、輸入品コーナーを設けて販売している店舗もある。 
  • 沿海都市で売られている日本の銘柄ビール(現地生産)は、武漢では販売されていない。
  • こういったコーナーでは、日本だけでなく世界各国から輸入された酒類、お菓子、生活小物雑貨も販売されている。
  • このような大型スーパーマーケットは、特に中国語ができなくても、買い物を行うことは可能である。
  • 内陸部である武漢では、食材のひとつである魚は、淡水魚であるが、近年は、日本料理として調理できる海鮮品もスーパーマーケットでも販売されるようになったが、冷凍品であり品質はかなり落ちる。
オフィスの選択について TOP
  • 現在、オフィスビルの供給過剰で、ここ数年大きな上昇は無い、オフィスビルが多い漢口や武昌では、平均値は20~25元(管理費込み)/㎡/月である。 両地域の最も繁華な場所等で、日本と遜色ない施設レベルを求める場合は、70元(管理費込み)/㎡/月以上となり、100-200元の水準の物件も貸し出されている。
  • 極一部では、事務所用に内装工事を完了させて貸し出すビルもあるが、一般的には、借用側が内装工事を負担する。
  • 前述の一般マンションと同じように、昼夜、内装工事を行なうので、騒音回避の為、契約対照とする部屋周辺で、内装工事が終わっているか否かも選択のポイントである。
  • オフィスビル全体で空調設備が提供できる物件もあるが、概ね、定時時間帯なので、午後6時前後には供給が停止される。 このようなオフィスでは、自社で個別に空調を取り付けられない場合が多いので注意する。
  • 日本の場合と比べ、契約面積と使用可能な占有有効面積の違いが大きい物件(60-70%占有)が多々あり、選定には精査を伴う必要がある。
  • 内装工事を自社で行なう場合、設計が良くても、施工業者によっては、指定材質と異なる廉価な物や仕上げが雑な場合があり、着工から検収まで監督には多くの時間と労力を要する。
医療事情 TOP
  • 現在市内で、大型の総合病院は、漢口と武昌にそれぞれ2施設、大型小児病院もそれぞれ1施設あるが、いずれも日本語が通じる病院は無い。昨年、武昌・東湖開発区のオフィスビルで、日本語の通じる(日本で医療業務経験の医者)歯医者がある。
  • 武漢には、医療アテンドを事業とした外資会社の事務所があり、医療専門の通訳スタッフを整えている。年間契約で、病気及び怪我などで、医療行為が必要となった場合、当人に同行して、病院で通訳業務を行なうサービスである。中国では医療処置を行なう前に費用を先に支払うことが一般的であるが、このような医療アテンド会社と契約をすれば、その限りではない。
  • 上海には、日本語の通じる病院が多数あり、武漢で勤務する駐在員のなかには、健康診断においては、日本へ戻ることなく、上海で受ける方もいる。
教育関係事情 TOP
  • 武漢には、日本人学校はない。家族帯同の出張者で小中高生の子女は、漢陽にある外国人学校に通学している。 ここでの公用語は英語であり、一部中国語の授業はあるが、授業全般は、全て英語で行なわれる。欧米人、韓国人他、地元中国人も混在で授業を受けている。 また、幼稚園クラスもある。年間授業料は、1万US$程度であり、幼稚園の場合は、その半額程度である。 通学バスで送り迎えされる。
  • 現状の日本人の在留数からは、日本人学校の設立は期待できない。
  • 日本人が、当地で中国語を学習する場合、これをビジネスとする教育会社は、今のところ見当たらない。概ね、日本語が達者な中国人や大学の日本語学科の先生を、家庭教師として雇うことで対応している。
航空便事情 TOP
  • 日本から武漢へのノンストップ直行便は、現在就航していない。 多くは、乗り継ぎによる北京、上海経由であり、一部、青島及び杭州経由となっている。
  • 武漢-上海(14-16便)、武漢-北京(11-12便)は、毎日就航している。
  • 現在、08年3月の開業を目指して、空港設備(第2ターミナル)増設の第一期工事を行なっている。
  • なお、武漢-上海便では、上海離発着の空港は、虹橋国際空港(羽田―虹橋便が毎日4便)ではなく、現在、浦東国際空港である。日本とノンストップ便の就航が待たれる。
スポーツ・娯楽関係事情 TOP
  • ゴルフ場:市内3箇所、市外近郊1箇所、会員制ジムクラブ&テニスコート:市内多数有り。
  • 日式カラオケ店:十数か所
在中国日本国大使館【北京】との関係 TOP
  • 湖北省に総領事館はなく、当該地域は、北京に所在を置く在中国日本国大使館の管轄である。
  • 邦人保護の立場から、日本人の犯罪・事故遭遇及びパスポート紛失などに関する対応は、全て北京の大使館・領事部が対応にあたるので、緊急連絡先等を携帯する必要がある。
  • 領事部や経済部は、不定期に一年何度が武漢を訪問することがある。当クラブも、北京で毎年行なわれる『全国日本人交流会』、『事務局長会議』などに参加して、相互に交流を深めている。
  • 北京の日本国大使館管轄の配下である当クラブでは、07年から中国人(会員日系企業の中国人従業員、及びその取引先の経営幹部)の日本マルチビザの発給手続きで、制限の緩和、手続きの簡素化がされて、日中間の相互出張が円滑になっている。
  • また年に一度、『一日領事サービス』があり、邦人に対しては、パスポートの更新、追加頁、各種相談サービスを行なっている。
  • なお、3ヶ月以上、滞在する者は、大使館領事部に、『在留届』をださなければならない。
  • 現在、内陸部の地方都市の位置付けとして、日本人数の増加が見込める為、総領事館設立の話があるが、他の内陸部の都市と候補争いしている。
商工クラブ組織と年間活動 TOP
    位置付け
  • 任意団体であり、類似の団体で中国政府から承認を得ているのは、北京と上海の組織だけである。
    運営方法
  1. 組織: 総会、役員(会長1、副会長4、監査1)、事務局(局長1、スタッフ4)、ホームページ運営組織
    (5)、産業及び地域別分科会    【※()内数字は人数】
  2. 連絡・報告手段: 電子メール及びホームページ
    Website: www.wuhan-japan.com E-mail: information2008@wuhan-japan.com
  3. 会議体: 役員会議、ホームページ運営会議(各月1回)
  4. 会員数74社(主要大手企業:川崎重工、本田技研、日産、みずほコーポレート、NEC、三井物産等)
    活動内容
  1. 4月総会(前年活動報告と会計報告、役員選出【任期2年】、年間活動計画、懇親会)
  2. 年3回経済関連セミナー(法務/労務/安全他、企業経営内容主体)
  3. 省政府及び市政府主催の歓迎行事参加(国慶節、年始行事)
  4. 年2回ボーリング大会、年3-4回ゴルフコンペ、年1回小旅行
  5. 12月忘年会(200名前後、政府関係招待)
    入会手続
  1. 入会申込書及び企業情報登録票記入、入会金150元
  2. 年間会費1,200元(10月以降入会600元)