駐在員報告
 
   
 
 
 
 
2009/09/21
武漢の長江横断
 
武漢の中心を流れる「長江」は中国最大の大河です。

長江の全長は6300km、世界でも第3位の長さを誇り、青海に源流があり、中国19の省(含む自治区・直轄市)を流れ、上海から黄海に注ぎます。流域の人口は4億5千万人と言われております。下流の上海市では市の北側を流れ、あまりに川幅が広く、川なのか海なのか分りませんが、武漢では川幅も1km程度です。長江は武漢の中心を流れ、北側に漢口・漢陽、南側に武昌とまさに市を分断しております。

870万人という人口を抱え、長江の横断交通量も増え、橋の渋滞は深刻になっていますが、 郊外には高速道路網と繋がった橋や鉄道架橋の建設、トンネ開通といった交通網が整備されつつあり、豊かな市民生活に寄与しています。

現在武漢市は長江に、7本の橋がかかり、1本のトンネルが開通しております。(現在建造中の橋もあります)一般的に市民の足として定着しているのは市内に掛る、一橋(武漢長江大橋)、二橋(武漢長江第二大橋)です。

一橋は1957年に落成した中国で最初に長江に掛けられた橋です。全長は1158.8mあり、鉄道と自動車用の橋です。慢性的な渋滞の為、現在は奇数日末尾奇数ナンバー通行可、偶数日は末尾偶数ナンバー通行可という規制を設けております。(バス・タクシーは除外)

二橋は日本のODAで建設された近代的な橋で現在長江を横断する大動脈となっております。橋の上流漢口側には江灘公園という公園があります。98年の大洪水後整備された長江流域で最大と言われる河川敷公園で、市民の憩いの場になっています。(なお、長江流域には住血吸虫が居りますので、水には入らないよう注意ください。)

橋以外には、昨年末にトンネルが開通しました。武漢長江トンネルと言い、全長3.6km、一橋と二橋の間にあり、2004年11月着工され、2008年末に開通し中国で最初の長江の下を潜るトンネルです。開通後、長江を渡る橋の渋滞が緩和され、非常に好評です。

その昔、まだ長江に橋がかかって無かった時代、長江を挟んだ交通は渡し船に頼っていたそうです。現在も長江を横断するFerryは健在で、片道1.5元で対岸へ渡してくれる、市民に親しまれた交通機関です。自転車・オートバイも別料金を払えば乗り込めます。対岸まで15分程度の道程です。天気の良い日は大変気持ちの良い交通手段です。

(駐在員 LHW)

Ferry 長江
江灘公園 江灘公園
江灘公園(水遊) 一橋(橋頭保)
一橋 一橋下流